モブ女1「きゃー♡秋かっこいぃ〜♡」
かなりきゃーきゃー言われてる。
二ヒヒっと言って皆にピースサインをおくっていた。少しだけ見入っていた。
モブ男1「おーい、まだ試合残ってるからいこ〜。」
「あぁ。」
結局俺らのチームは全てのチームに勝った。俺は、皆から。特に先輩の方達に期待の新人さんとか爽やかルーキーとか色々言われた。でも、悪い気はしないかも…。そんな感じで学校生活も部活も楽しく過ごしている。そんなある日…。
ある噂を耳にした。

モブ男1「なー、汐留中にすげ〜奴がいるってきいたんだけどサー。」
モブ男2「あー、俺も聞いたことあるよ。すげ〜んだろ?」
モブ男1「名前なんだったっけ?」
モブ男2「えっと、確か…立花 夏樹?だったっけ?」
(立花 夏樹…か…。)
モブ男1「そーそー!確かそんな名前だった!」
まだ、立花 夏樹の話をしていた。その後の話は俺の耳には入らなかった。その立花の名前が頭でグルグル回っていた。
授業中は話すらきいていなかったくらいぼーっとしていた。部活中もあまり集中できなかった。
『立花 夏樹』絶対泣かせてやる。密かにそんな思いがこみ上げてきた…。何故かそう思うと、無性にバスケがしたくなった。俺は近くにあるストバスに行くことにした。だが、先客がいた。
(…金髪…。まさか、ヤンキーか?いやいや、まてよ。ヤンキーってこんな風にバスケしたりしねーだろ……。)
入る前から色々考えてしまいその場に立ち尽くしていると。
?「君、入らないの?」
肩をぽんっと叩かれ後ろを振り向くと、大人しそうな奴がニコニコしながらこちらをみていた。