中学に入って、だいぶ経つ。周りには中学で仲が良くなった奴ばかりになった。
モブ男1「なーなー、ノエルは部活何にするんだ？」
「バスケ部だな。バスケは楽しいから！」
ニーッと笑うと、
モブ男2「まじか！バスケ部。そういえばさ、葵さんもバスケ部入るんだよな？」
1人の男がコソッと耳打ちしてきた。
「あぁ、そう言ってたから。でも、なんで知ってるんだ？」
モブ男3「そりゃ、知ってるよー！有名人じゃん。優しくてかわいいしー、さっぱりしていて良いじゃん！」
モブ男4「それに、男からも女からも人気だから噂が飛び交うんだよー。」
秋ってそんなに人気だったんだ。知らなかった。
モブ男1「くそー、秋ちゃんと幼馴染みとか羨ましすぎるんだよ！」
「そうかー？普通じゃね？」
そんな会話をしていると、あっという間に昼休みは終わり、部活の時間帯になった。
「よしっ！行くかー。」
そう言って、自分の席から立ち上がり、体育館に向かった。
途中で秋と遭遇し一緒に体育館まで行くことになった。
男子バスケ部は入部希望者がかなり多く、まずは、いきなりだけど試合をすることになった。普通なら高校でやるもんなのかと思ってたけど…。
モブ男「四ノ宮！よろしくな。」
「あぁ、こちらこそ。」
10点先に取った方が勝ちという簡単なものだった。俺はAチームになったからBチームと試合をした。結果は10対2と圧勝だった。
マネ「あの黒髪の子凄い。1人で得点とっているように見えるけど、周りのチームメイトの子をしっかり見てて的確にパスを回すなんて。」
キャプテン「…かなり出来過ぎた子だなー。」
ざわざわと回りが騒ぎだした。何を言っているかは俺には聞こえなかったが。
女子の方はどうなってるんだろ。気になって、女子の方を見ると、