な、なんか…
隣にいる恭也の顔が見れない…

空気が、重い…


「蛍…」

「な、なに恭也…?」


恭也が運転手に声をかけ車を止めたと思ったら、恭也が私に声をかけてきた

恐る恐る恭也を見ると…

「ちょっと、待っててな」

ニッコリと笑って、慶都たちを車の外に連れ出し私から見えないとこにまで行った


こ、怖い…
恭也の笑顔が怖かった…!


しばらくするとスッキリした表情の恭也と服や顔がボロボロになっている慶都たちが帰ってきた


「待たせて悪かったな
おい、てめぇらも蛍に謝れ」

「「「「「す、すびばせん」」」」」


恭也は私にニッコリと笑ったあと
鋭い目つきで、慶都たちを睨んだ

ボコボコにされた慶都たちは
口が回らないのか、変な言葉になっていた


そんなみんなと私は温泉に向かった