〜 蛍 視点 〜


「夕也、おいでー」

「…うぅ…」


私はヨチヨチと歩く夕也を可愛く思いながら、両手を広げて夕也を呼んだ


夕也とは…
私と恭也の子ども…です////


夕也はまだ幼いのに…
綺麗な顔をしていて…

恭也そっくりで、可愛い…っ!

まるで恭也が子どもになったみたいで…
夕也を愛しく思ってます!


「夕也、ママって言ってみて」

「……うぅ…っ…まぁ…!」

「マーマ」

「…まぁ…!」


まぁ…じゃないんだけどなぁ…
でも、そんなとこも可愛い!!


私は夕也を抱きしめて頬にキスをすると…


「夕也ばかり構うな
俺にも構え」

「……うぅ…っ…」


恭也がいつの間にか私の隣に座り
夕也にヤキモチを焼いたのか、夕也を私から離して顔を近づけてきた


「ちょ、ちょっと…恭也…」

「夕也ばかりズリぃ…
俺にはキスしてくれねぇのかよ?」

「……っ…////」


な、なんか…
恭也が可愛く見える…っ!


拗ねたように口を尖らせて
私に何かを求める子どもみたいに見えてきた