「ほ、ホントだな!?
き、嫌いになったりしねぇよな…?」

「だから、ならねぇって
そんなに俺を信用出来ないか?」

「あ、敦…っ!!
俺も敦を嫌いにならないからな!!
敦の悪いとこも全部受け入れてやるからな!!」

「ははっ。
カッコイイな、お前」


俺より男前だよ…
洸は可愛くてカッコイイヤツだよ…


洸は俺の言葉に感激したのか
俺に抱きついてきた

俺はそんな洸を愛しく想いながらも
優しく頭を撫でていた


「あ、敦…っ!!
俺、敦が大好きだから…
俺が敦を嫁にもらってやる!!」

「えっ…?」


俺を嫁に…?
えっ…?

お前が嫁にもらってとかじゃなくて…?


「こ、洸…
あ、あのな…俺は嫁に出来ねぇぞ…?」

「えっ!?な、なんでだ…!?」


マジか…
洸、マジか…


俺は改めて洸の馬鹿さを思い知った


「俺は男だから…
嫁にもらっては出来ねぇんだよ…

洸が俺の嫁になる…って言うなら出来るけどな…?」

「えぇーー!!
そんなん嫌だ!!

敦はいい奥さんになるぞ!
俺が敦を守ってやるからな!!」


カッコイイ…けどな…
俺は男だから…

奥さんにはなれねぇんだわ…

洸が奥さんなら、俺は奥さんを大事にして一生離さねぇけどな…?