〜 敦 視点 〜


「ふあぁぁ…」


俺はいつも誰かに起こしてもらっているが、今日は何故か自分から起きた


最近洸が俺を起こす時間に慣れてるから
自分から起きたのか…?


そんなことを思いながら俺は
暗い夜道を一人歩いていた


洸と喧嘩してぇけど…
蛍ちゃんの身体に影響出るとヤバいから…

自分から喧嘩しようと言えねぇんだよな…


『ちょっと、そこのお兄さん』


俺は声のする方を向くと
細い路地に、まるで占いをやってそうな雰囲気の人がいた


誰だ…?


俺は怪しげな、そいつを見て固まっていた