私の中にあと二人いる【番外編】


「あっ、やった〜
僕が王様だ〜!」


残った割り箸を見て
僕はみんなに見せつけるように出した


「インチキだろ!」

「何か仕組みやがったな」

「遥ちゃん、ズルいよぉ〜!」


慶都とアキラはいないから
恭也たちは文句を言ってきた


「えぇ〜
インチキなんてしてないよ〜?

言いがかりはやめてよね〜?」

「そうだそうだ!
遥様がインチキなんてするわけないだろ!」


まあ、したんだけどね〜?


みんなは納得しない様子だったけど…
僕だから、あまり言ってこなかった

みんなの心境は
あとから、何されるか分からないって感じだろうね〜?


「うーん
どうしようかな〜?」


僕は王様にならなくても楽しめるから
王様になったときのことを考えていなかった


うーん
どうしようかなー?