私の中にあと二人いる【番外編】


〜 遥 視点 〜


フフッ…
バカだねぇ…

慶都が何を考えてるか僕は手に取るように分かるよ


でも意外だなぁ…
慶都は、僕とセックスとか言うと思ったけど…

単純に好きって言ってキスなんて〜


どれだけ僕に好きって言って欲しいんだろうね〜?


あーあ〜
セックスとかなら、面白かったのにな〜

僕じゃなくアキラが楽しませてくれたかもよ〜?


「遥様、流石です」


良太がキラキラした目で僕を見て言ってきた


「良太が王様になったら
同じことやってあげようか?」

「遠慮しときます」


えぇー
つまんないの〜


良太は、僕の側に座ると
割り箸を渡してきた