千代紙の小鳥


先程は揃えた脚を上下に動かして泳いでいただけだったのだが、今回はまるで違った。


「わー……」


中心に向かって底が深くなっている場所あたりで身体を回転させたり、全身を大きく波の様に動かしたり、後ろへ向かって回ったり。


急にスピードをあげたかと思えば水の中から空中へ飛び出して、雨粒と無数の水飛沫の中で背面飛びを披露したり。

その姿はさながら・・・

















「・・・人魚だ。」


彼女は、人魚だ。人魚だ。人魚だ。