無数の羽根となったその小鳥は、風に吹かれながらなだらかに落ちてゆく。 「うお、!?なん!あれ………これっ・・」 辿りつき、導き終えて、解けるように一枚を残して消えた小鳥の羽根。 一枚だけ残された羽根は、先程とは違う風にのって、上へと浮き上がった。 そして、それに再び導かれる様に、その人は視線を上へと向けた。 私の黒く長い髪がその風に靡かれて、 その人の上着がパタパタ、と靡いて、 私の手の中に辿りついた一枚の千代紙の羽根が、私とその人を出逢わせた。