「ピーリリリリ、」 「あれ、?」 胸を大きく前に出して広げている翼の間に、一枚だけ小さく畳まれた千代紙が挟まっている。 「ピ、ピ、ピ、」 取って。という様に手にすり寄ってくる小鳥の片翼に指を伸ばしてゆっくりその千代紙を掴んで静かに持ち上げると、いとも簡単に小鳥の翼から離れた。