キーンコーンカーンコーン




ジー。



なんか、視線感じる。


「なに。」




目をつぶったまま問いかけた。





「こんなとこで何やってんの。」





「そんなこと見れば分かるでしょ。」




男。
嫌い。






「もう、放課後だけど。」






「知ってる。」



そう言って、その場から私は去った。