私は、大学を休んで留学することもできる。

でも、夢もある。

二人とも夢がある。

それを捨てて愛に生きれるほど、私達はこの世の中に甘やかされて育ってなかった。


「わかった…」

「いつか、また、会えるといいな。」

「思わせ振り…やめて」

「ごめん。でも、いつだって本気だ」

冬馬が、本気だったと過去形にしなかったことを心から喜んだ。


「まいか、俺行くわ」

繋いだ手が離れて、冬馬の瞳もキラキラ輝いて、最後にキスをした。

その瞬間を忘れないように…忘れないように、長いキスをした。




いつか、冬馬と再び出会う瞬間まで…

この一瞬を忘れないようにしよう。

その前に、沢山泣かなきゃ。




END