俺はエミの姿を見て血の気が引いた。

まさか、あれで過呼吸になるとは。

俺のせいだ。そう思った。

自分でも顔が青ざめていることが分かるくらい焦った。

とりあえず、呼吸がしやすい体制にしたり、よくきく袋で口を押さえたりした。

でも、エミは息が苦しそうで、今にも死にそうな顔をしていた。