君のためなら


ミヤは昔から
感情を一切表に出さない女だった。

国で1番の美しさを持ちながら
特に自分の意思というものがなく
命令されれば従う
どこか人間味のない所があった。


そんな彼女が居たからこそ
ラウはミヤを置いて逃げることはしないと
ミヤが命令に背く事はしないと思ったのだ


だが、その予想は外れた。









……ミヤがラウの手を握り返したことで……