君のためなら

side 『ラウ』

隣にはどこか遠い目をした
ミヤが歩いている。

時々出てくる魔物を倒しているのは
きっと無意識なのだろう。

俺は昔からミヤが好きだった。

きっかけなんて忘れた。
ずっと昔から目で追っていた。
自慢じゃないが俺は容姿がいいらしい。
友人だってすぐに出来た。

誰も近づこうとしなかった彼女は
いつも1人で高い木の上に座っていた。

何をしているのか気になって
気づかれないように
鳥に変身して近づいたんだ。