ちび恋



 アイツと話してると、面接の時みたいなドキドキはあんまり無くて、

 正直嫌な気持ちにさせられることのほうが多いけど、

 文句言いながらも危なかった私を守ってくれたこととか、さっきみたいに

 当たり前のように優先してくれたことに、ドキッとさせられる



 初恋だったから?それとも、いつもの意地悪とは正反対だったから?

 きっと誰だってそうするんだって分かっていても、特別意識しちゃうのは

 やっぱりアイツがしてくれたことだからなのかな…………



 あーもう………「ぜんっぜんわかんないよっ!!」

 「三浦、そんなに授業がわからなかったなら、放課後職員室に来なさい」

  !? いつの間にか授業は終わりに近付いていて、クラスメイトが

 クスクスと笑っているのも聞こえた


 「えっと……………遠慮します………」

 「今度から真面目に授業をきいておくように」

 「はい…………」