ちび恋



 (今日は本読んでいこう!) そう思って図書室に足を踏み入れると、

 明るくて過ごしやすそうな図書室には、数人の生徒がいて、それぞれ好きな

 場所で、自由気ままに本を読んでいる様子だった


 中学校に比べて、やっぱり本の量も多いし、本が好きな私には天国だった

 (へ〜、良いとこだなぁ もうちょっと奥まで行ってみよう♪)なんて

 思っちゃうほどに、幸せな気分だった……そうアイツを見つけるまでは



 ここにも高崎が居た 持っていた本は経済学の分厚くて難そうな本で

 窓際の椅子に座って、新緑の木々をバックに……………………眠っていた


 (せっかく図書室にいるなら本読みなさいよ!)って思ったけど、それ以上に

 (綺麗な寝顔だなぁ……)と思ってしまった 今まで言われた悪口なんて、忘れ

 てしまえるくらい、その光景は綺麗でひとつの絵みたいだった