「は?マジで言ってる?目、大丈夫?」
「初めて会った時から思ってたけど、あんたって本当失礼だよね」
「悪りぃ悪りぃ。だってよ、闇空にしか見えねぇって……心荒んでね?」
ハハハッと軽く笑いながら言う金髪男。
悪りぃ悪りぃって…それ、全然悪いと思ってないし。
しかも心荒んでるって、あんたに言われなくても百も承知。昨日今日会ったようなあんたに言われたくないから。
もう話してるだけ無駄。
息をつき、「じゃあ…」と背を向けようとすると、同時に「なぁ」と金髪男が口を開いた。
「お前、笑い方知ってる?」
「は?」
「笑ってみ」
「何よ、突然……急に笑えなんて言われても無理だから」
ホント、こいつの頭の中大丈夫?思考回路どうなってんの?
これでもかってぐらい大袈裟に顔を顰める。だけど、変な人を見るような私の目つきなんて気にも止めずに、金髪男は「いいから、ほら」と私に一歩近づいた。

