名残惜しく唇が離れていく。
目を開けると、シュウは眩しい笑顔を残して、消えていった。
力無くだらんと垂れる腕。
まだ、体にシュウの腕の力と温もりが残ってる。
それを記憶に刻み込むように目を閉じてシュウの存在を感じて。
「シュウ……ありがとう」
群青色の空を見上げて呟く。
「大好きだよ、シュウ」
大好き……
本当は目を見て伝えたかった。
だけど、ごめんね。
胸がいっぱいで言葉に出来なかった。
シュウへの想いは言葉で表せられない程大きいんだ。
シュウ以上に好きになれる人には、この先出会えないと思う。
シュウは私の一部だった。
それはシュウが消えてしまった今も変わらない。
シュウに出会えて、私の人生は大きく変わった。
毎日が輝いて、初めて幸せだって思えた。
初めて生きてるって思えたんだよ。
ねぇシュウ。
私、ずっとずっと忘れないよ。
シュウと過ごした日々は私の宝物だから。
シュウとの思い出を胸に、私は命を大切にしてシュウの分も生きていく。
だから見守ってて。
何十年先になるかわからないけど、お婆ちゃんになったら、必ず一番にシュウに会いに行く。
そうしたら、今度はちゃんと目を見て伝えるから。
シュウが好きだ、って。
だからそれまで、ゆっくりと休んでね。
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