唖然としていた
何が起きたか分からなくて、千紗さえも分からないという顔で自分の母親が去っていった方を見ていた
俺と和人の母親が追いかけた
ただ、親に捨てられた子とパニックに陥って今にも暴れだしそうな子が目の前にいて…
何をしていいのか分からなくなった俺はその場を離れようと立ち上がった
すると
「待てよ!」
突然に大きな声を和人が出した
止まって振り向くと鋭い目つきの和人と今にも泣き出しそうな千紗の顔が目に入った
「………なんだよ?……」
そう聞くと和人が
「お前が責任もって行くんじゃなかったのかよ?
泣きながら何か言ってたのに一番裏切ったのはお前なんじゃねーの??」
そう言うと千紗が
「確かに……
私が初めに裏切ったのかもしれない!
けどさ、これって私が言えた事じゃないのかもしれないよ!
でもさ!
誰のせいとかそんなのじゃなくて…
みんなのせいでこんなになったじゃん?」
そう言われて俺たち二人は黙って頷いた
それを見て少し葉を食いしばってからほとんど泣きながら

