…私が思い出した記憶、 その中に光はいなかった。 その理由は分からないけど、 辛いことは確かだった。 あるコンクールが終わったとき、 私の心にはポッカリと穴が空いていた。 最優秀賞をとったのにも関わらず。 次の日からのレッスンにも気持ちが入らない。 その時期はけっこうイライラしていた。 だから、ちょっとだけ、 ピアノを蹴ってしまった。 どんなことがあっても、 やってはいけないと、思っていた。 なのに…