【光side】
この高校に入学したとき、
『合唱部』に出会った。
別にその部活に入りたいなんて思っていなかったけど、
廊下で声をかけられた。
―――
「君ってもしかして、白石光くん?」
知らない先輩が話しかけてきた。
そうですよ。
「ピアノのコンクールでいっつも賞取ってた子だよね?!」
あぁ、まあ、そうですけど…
自分で言うのもなんだかな。
「私もピアノやっててさ、
凄い上手だなって思ってたの!!
今はやめちゃったんだけどね。」
あ、ありがとうございます。
知らない人にほめられたのは初めてかもしれない。
「まだ続けてるの?」
一応。
ピアノ好きですから。
「そこで1つ提案なんだけどさ!」
…提案?
なんか悪いことじゃないだろうな?
「『合唱部』に入らない?」
この高校に入学したとき、
『合唱部』に出会った。
別にその部活に入りたいなんて思っていなかったけど、
廊下で声をかけられた。
―――
「君ってもしかして、白石光くん?」
知らない先輩が話しかけてきた。
そうですよ。
「ピアノのコンクールでいっつも賞取ってた子だよね?!」
あぁ、まあ、そうですけど…
自分で言うのもなんだかな。
「私もピアノやっててさ、
凄い上手だなって思ってたの!!
今はやめちゃったんだけどね。」
あ、ありがとうございます。
知らない人にほめられたのは初めてかもしれない。
「まだ続けてるの?」
一応。
ピアノ好きですから。
「そこで1つ提案なんだけどさ!」
…提案?
なんか悪いことじゃないだろうな?
「『合唱部』に入らない?」

