君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

「・・・・・・俺は綾羽を愛しています。親に認めてもらえるよう、努力もします。俺はいつだって、綾羽の近くにいられます。」

「・・・・・・。」


綾羽のお父さんは、黙ったままだ。

俺は、綾羽との交際を認めてもらうまで、何度でも自分の想いを言い続けた。


「綾羽は、俺のすべてです。家族や友人よりもかけがえのない存在です。記憶があるとかないとか関係ない。綾羽を愛しています。この言葉には、嘘も偽りもありません。」

「・・・・・・そうか、そうか、そうか。」


綾羽のお父さんは、急に席を立った。


「・・・・・・君に見せたいものがある。うちに来なさい。」

「え?」


俺に見せたいもの?

今からまた、綾羽の家に行くのか?


「見せたいものって何ですか?」

「・・・・・・家に来ればわかる。とりあえず、ついてきなさい。」

「・・・・・・は、はい。」


すごく気になる。

見せたいものって何なんだ・・・・・・?



俺は、コーヒー代を払って、綾羽のお父さんと一緒にカフェを出て、綾羽の家に向かった。