君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

俺は今まで、綾羽に出会うまで恋なんて経験、したことなかった。

告白はされたことあったけど、恋の仕方がよくわからなかった。

好きな人の愛し方とか扱い方とか、よくわからなかった。


・・・・・・でも、そんなとき、俺は初めて恋をしたんだ。

初めて恋した相手が、綾羽だったんだ。


綾羽が障害をもってるって知ったときは、びっくりしたけど・・・・・・離れたいとか、別れたいって思ったことは一度もなかった。

俺は一分一秒、綾羽を愛したいんだ・・・・・・。


「・・・・・・好きになってもらうように努力する?」


綾羽のお父さんの表情が、さらに険しくなる。

綾羽のお父さんはきっと、俺と綾羽の交際を反対しているんだ。


「記憶がないっていうのに、そんなの無駄だ。所詮、恋愛のおままごとだろう。」

「・・・・・・っ!」


恋愛のおままごと?

俺と綾羽は・・・・・・本気で愛し合っていると思ってる。

俺たちのことを何も知らないくせに、なんでそんなこと言われないといけないんだよ!