君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

「書けた!」

「書けた?なんて書いたんだ?」

「いや、内緒。見せたくない。人の日記見るなんて、悪いことだよ!」

「冗談だよ。」


人が書いた日記を見るのは、さすがに悪いな。


「・・・・・・私、そろそろ帰るね。」

「あ、わかった。もう遅いし、送るよ。」

「あ、ありがとう。」


俺は綾羽の手を強く握って、綾羽を家まで送った。


「・・・・・・ねえ、流也。」

「何?」

「日記書いたら、記憶はずっと残るかな・・・・・・?」

「さあ、わからねぇ。記憶が消えても、俺がいつでも思い出させてやるから。」

「・・・・・・ありがとう。」


俺は綾羽の顔をチラッと見た。

夕日に照らされた彼女の横顔は、とても眩しくて、とても綺麗だった・・・・・・。

だけど綾羽は、切なくて、悲しげな表情をしているのがわかった・・・・・・。