桜が舞い散って、あたりが緑に変わり始める初夏の日・・・・・・。


俺、が君のことを気になり始めたのは、この初夏のことだった。



「お~い、高橋~!」

「・・・・・・はい?」


先生に名前を呼ばれて、後ろを振り返る。


「今回の中間テスト、すごく点数よかったぞ~。学年一位だ!」

「ありがとうございます。」

「これからも、この調子で頑張れよ。」

「はい。」


・・・・・・・・・中間テスト、学年一位かあ・・・・・・・。


まあ、今回は俺なりにテスト勉強、頑張ったしな。