「・・・・・・あ・・・・・・。」


俺の目からは、涙が溢れ出ていた。


「・・・・・あ、あや・・・・・・はっ・・・・・・。」


綾羽が傍にいないなんて、辛い・・・・・・けど、綾羽は俺に、笑っていてほしいと願うなんて・・・・・・。

俺が笑って、毎日をすごしていれば、綾羽は喜ぶかな・・・・・・?

綾羽は満足するかな・・・・・・?

綾羽がいなくて辛くても、綾羽のために、笑っていれば・・・・・・俺も綾羽も、幸せになれるってことかな・・・・・・?


「・・・・・・綾羽・・・・・・。お前がそういうなら・・・・・・俺は、お前の願いを叶える・・・・・・愛してるよ、綾羽・・・・・・。」


俺は、空に向かって呟いた。

天国にいる綾羽に向かって、呟くように・・・・・・。


俺は、綾羽のためにも、毎日を笑ってすごすと、心に誓った・・・・・・。

綾羽が俺から遠くても、俺は綾羽だけを想い続ける。

この先出会う、どんな人よりも・・・・・・綾羽だけを想い続ける。