君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

「綾羽・・・・・・さよならだ。永遠に・・・・・・。」


俺は、綾羽の手の甲にキスをした。

涙の味がしてしょっぱいけど、「永遠の愛」と俺と綾羽の「恋の記憶」を込めた最後のキスだ・・・・・・。

俺は、綾羽の日記と、綾羽のお母さんからもらった三通の手紙を持って、綾羽の病室を出た。

ドアを開けて、もう一度綾羽の方を見た。

綾羽は・・・・・・目を覚める気配がなさそう。

きっと、良い夢でも見てるんだろうな・・・・・・。


「・・・・・・さよなら、綾羽。」


俺は最後に、綾羽に笑って別れを告げた。

名残がないように・・・・・・。

恋しくならないように・・・・・・。


俺は、病室のドアを閉めて、そのまま帰って行った。







あれが、俺が綾羽を見た「最後」だった・・・・・・。