君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

『○月○日 流也からノートをもらった。これで日記が書ける!すごく嬉しい!記憶を忘れないよう、頑張って日記を書いていこ~っと!』


・・・・・・月日までちゃんと書いてる・・・・・・。

俺が、初めてノートを渡した日だ・・・・・・。

記憶が消えないために、ちゃんと書いていたんだ・・・・・・。


『○月○日 流也が私の家に来た!超嬉しい!でも、お部屋汚い。もっとちゃんと掃除すればよかった・・・・・・。』

『○月○日 お父さんが流也を連れて、どこかに行っちゃった。お父さんと流也、何の話するんだろう?別れろとか言われそうで怖い。でも、私は流也の傍から離れたくない。』

『○月○日 流也が帰ってきた!お父さんと何話してたのか気になって怖いよ・・・・・・。』

『○月○日 最悪。お父さんが流也に、交通事故のDVDを見せた。一番見られたくなかったのに。あんなの見られたら、私は絶対に嫌われる・・・・・・。お父さんのバカ、嫌い。何で流也にあんなの見せるの。』

『○月○日 私の事故のこと、流也に話した。流也に愛してるって言われた!人生のなかで一番いわれてうれしいセリフだ。こんなこと言われたなら、もう死んでしまっても記憶をなくしても構わない。流也が傍にいれば、それだけで幸せ。』

『○月○日 流也と今から結ばれるんだ。これで、最初で最後なんだ。今思ったけど、私って友達いたっけ?親の名前、何て言うんだっけ?それすら覚えていない・・・・・・。もう、記憶力なくなってきたかも。』

『○月○日 流也と結ばれた・・・・・・。初めてヤって、ちょっと痛かったかも。でも、人生の中で一番幸せだったかもしれない。痛みが、現実をわからせてくれる。でも、いつか記憶がなくなるから、ヤっても無駄だったかな。どうせ自分はもうすぐ記憶をなくすし。記憶をなくしたら、もう一回ヤることって、できないのかな?流也とまた、愛し合えたらいいな・・・・・・。』


「・・・・・・っ、ううっ・・・・・・。」


日記をどんどん読んでいってると、涙がどんどん溢れて、止まらなくなってきた。

なんだよ、綾羽・・・・・・。

日記に書いてること、ほとんど俺のことばっかじゃん・・・・・・。


俺は、日記を読み続けた。