君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

「・・・・・・綾羽は、流也君と一緒に病院に運ばれてからずっと、寝たきりの状態だ。」

「・・・・・・。」

「もしかしたら、いつか目を覚ますかもしれないけど・・・・・・目を覚ます可能性は低い・・・・・・。」

「・・・・・・そう、ですか・・・・・・。」


俺は、何て言えばいいかわからなかった。


「このまま目を覚ましたとしても、すでにその時には、すべての記憶をなくしているかもしれない。」

「・・・・・・え・・・・・・。」

「・・・・・・綾羽がこのまま起きないとしても、最後に綾羽に声をかけてやってくれ。」

「・・・・・・え?」


・・・・・・最後?

最後に、綾羽に声をかける?


「な、何言ってるんですか・・・・・・?」

「・・・・・・綾羽は、精神的な死もそうだけど、肉体的な死も近いんだ。だから・・・・・・これが最後だと思って、綾羽に声をかけてやってくれ。」

「・・・・・・え?!」


精神的な死と、肉体的な死が近い・・・・・・?


綾羽が・・・・・・もう死んでしまう?


「それとね、流也君。これを・・・・・・。」

「え・・・・・・。」