君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~















ガラッ!!!!!


「綾羽!!!」


俺は、ドアをノックせずに勢いよく、綾羽のいる病室のドアを開けた。

するとそこには、綾羽のお父さんとお母さんがいた。


「流也君・・・・・・。」

「あ、ノックせずにいきなり入ってきて、すいません。」

「いや・・・・・・。それより、体調の方は大丈夫か?」

「はい・・・・・・。なんとか。」


綾羽の体は、たくさんのチューブで繋がっている。

口元には酸素マスクをつけている。


「流也君。・・・・・・綾羽を探してくれて、本当にありがとう・・・・・・。私が言ったこと、守ってくれたなんて・・・・・・。」

「いえ、全然・・・・・・。」

「あなたにまで、危ない被害を与えてしまって・・・・・・そのうえ、けがまでさせてしまって、本当にごめんなさい・・・・・・。」


そう言って、綾羽のお母さんは静かに涙を流した。

綾羽の病室には、綾羽のお母さんが鼻水をすする音しか聞こえない。


「・・・・・・それより、綾羽は大丈夫なんですか?」

「・・・・・・。」


俺が綾羽のお父さんに聞くと、綾羽のお父さんは険しい表情をした。