君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~

『綾羽から何も聞いてないのね。綾羽には二つ上のお兄さんがいた。お兄さんは、綾羽が五歳の時に亡くなったわ。綾羽のお兄さんは・・・・・・今みたいな大雨のなか、綾羽と一緒に○○山を散歩している時、一人の男に誘拐されて・・・・・・綾羽をかばって、綾羽のお兄さんはその場で男に誘拐されて亡くなったわ・・・・・・。』


「・・・・・・え?」


綾羽のお兄さんは、誘拐されそうになったところを、綾羽をかばってかわりに誘拐されて亡くなった・・・・・・?


『○○山にお兄さんのお墓があるの。綾羽はよくそこにいるから、今もいるかもしれない・・・・・・。』

「・・・・・・わかりました。今からそこに行きます。」


俺は通話を終了して、運転手に話しかけた。


「すいません、○○山に行ってください。」

「○○山?!こんな雨の中、行方不明の女子高生がいるのか?!」

「綾羽は絶対そこにいます!行ってください!」

「・・・・・・わかりました。」


俺たちは、○○山に向かった。

綾羽、頼むから・・・・・・無事でいてくれ。

俺のもとへ帰ってきてくれ。