俺は、腰を動かす速度をさらに早めた。

優しく抱くつもりだったけど・・・・・・綾羽の可愛い反応を見てたら、抑えられなくなった。

綾羽は、痛いのを我慢して、必死に俺の首にしがみついている。

俺も、綾羽の背中に手を回した。

本当は、苦しいはずなのに・・・・・・綾羽は必死に、俺の愛にこたえてくれる。


「流也ぁ・・・・・・。」

「綾羽・・・・・・。」


愛しさを埋め尽くすみたいに、俺たちは、何度も名前を呼び合って、抱き合っていた。

そして、何度もキスをした。

数えられないくらい・・・・・・キスの雨を降らせた・・・・・・。



・・・・・・これで、最初で最後・・・・・・。

綾羽のタイムリミットが近い・・・・・・。


この思い出は、二度と忘れたくない。

綾羽が記憶をなくしても、俺はずっと、綾羽を想っている・・・・・・。



どんなに君が遠くなって、いつか俺の前からいなくなった時・・・・・・俺を想わなくなっても、俺は君が好きだ・・・・・・。