「どうしたの?」
「春樹くん。病気なの?」
そう聞くと春樹くんはビクッ!!と驚いていた。
「そのこと知ってるんだ……んじゃ、ここでバイバイだね」
なんで?……そうか。春樹くん病気だから、皆に避けられていたんだ…
「春樹くん。私は春樹くんのこと避けないし、これからも一緒にいる気だよ」
春樹くんは
「ほんとに?……」
と今にも泣きそうな顔で言っていた。
春樹くんは辛かったんだ。
ずっと一人で、誰もが自分を避ける。
悲しかったんだ。寂しかったんだ。