「お前の時間を買う」
「買う?」
シグマは丸い目をさらに丸くした。
常にのほほんとしてるけど、驚く事はあるんだな、なんて思っていたら、すぐにそれは間違いだったと気付く。
「俺、買われるの?!」
驚きというよりも、それはワクワク興奮した子供の目、そのものだった。
期待に満ちたその瞳を見ると、僕にまでその浮いた気持ちが伝染してきそうだ。
「ああ。お前がいいのなら、シグマ」
こうして僕はシグマを買った。
「買う?」
シグマは丸い目をさらに丸くした。
常にのほほんとしてるけど、驚く事はあるんだな、なんて思っていたら、すぐにそれは間違いだったと気付く。
「俺、買われるの?!」
驚きというよりも、それはワクワク興奮した子供の目、そのものだった。
期待に満ちたその瞳を見ると、僕にまでその浮いた気持ちが伝染してきそうだ。
「ああ。お前がいいのなら、シグマ」
こうして僕はシグマを買った。


