「待ち合わせとか言ったけど、俺学校の名前とか言わなかったから来れないかと思ってた」
シグマは大声で喋りながらテケテケと小走りで近寄ってきた。
なぜか満面の笑みを浮かべて。
あまりにも屈託のない笑顔、そして真っ直ぐな瞳で見上げてくるため、こちらまで自然と笑顔になる。
「ツーちゃんまたね」
僕のすぐ傍でまとわり付くように跳ねるシグマに、女子生徒が声を掛け、手を振り帰っていく。
「シグマだからしーちゃんじゃないのか？」
僕がそう言うと、シグマはちょっとだけ悲しそうな目をした。
「しーちゃんて言われるの嫌なんだ」
シグマは大声で喋りながらテケテケと小走りで近寄ってきた。
なぜか満面の笑みを浮かべて。
あまりにも屈託のない笑顔、そして真っ直ぐな瞳で見上げてくるため、こちらまで自然と笑顔になる。
「ツーちゃんまたね」
僕のすぐ傍でまとわり付くように跳ねるシグマに、女子生徒が声を掛け、手を振り帰っていく。
「シグマだからしーちゃんじゃないのか？」
僕がそう言うと、シグマはちょっとだけ悲しそうな目をした。
「しーちゃんて言われるの嫌なんだ」
