冷蔵庫サイドストーリー

欝陶しいマスコミ陣を振り切りまっすぐ部屋に戻り、まず1番に僕の天使に口付ける。

愛らしい笑顔をふりまくニーナ達にただいまを言うと、少し癒された。


ソファーに座り足を組むと、異物感がしてズボンのポケットからさっき受け取ったビスコを出した。


こんなものを「非常食」として大事そうに持ち歩くあいつを想像し、それを僕にくれた気持ちを理解しようとしてみる。