『なぁまだか??頼むから早くしてくれよ!』比呂が怒った口調で言う。



「もうちょっと我慢してよ!」



『早く終わらせて!!』雅紀が言う。



そう、ここは、女の子向けのお店。



比呂と雅紀と彪斗はさっきからいたい視線を感じていたのだ。



『もう!まったく。』比呂は怒っていたがあきらめた様子だった。



『しょうがないんじゃない??楽しみな創立祭なんだし。全校を楽しませたいっていう気持ちでしょ。』あきらめた雅紀は、周りのものを物色し始めた。



『そうだけど・・・。』



『もしかして雅紀???』



『えっ!!あっ!お前香織?』



『えっ!!香織先輩!』



香織は、見た目も中身も元気な子だった。そして、元生徒会長。



「ごめん!」謝った和来が来た。



「誰??」比呂に耳打ちして聞いた。



『元蘭花学園生徒会長。そして、雅紀の元カノ。』小声で答えた。



「うっそー!!」大声で叫んでしまった。



『あの時間あるならカフェ行かない??』



そして、誘いを受けてカフェにみんないる。



『みんな久しぶりね。えっとあなたは??』



「私、早坂和来です。生徒会長やらせてももらってます。」



『そう。私は、安東香織。元生徒会長。よろしくね。』



『で、お前今何してんだよ?』雅紀が聞いた。



『今、優聖学園にいるよ。』



「お隣の??」



『そう。隣の。』笑顔で言う香織は、とても綺麗だった。



女の私でも惚れてしまいそうに自信たっぷりで。でも、そんな香織に疑問を感じた。それが何かわからないけど。



『そうか。よかったな。』寂しそうに答えた雅紀。



『みんなも元気そうで安心した。そういえばもうすぐ創立祭じゃないかしら。』



「はい。そうです。香織さんも来てください。」



『えぇ。時間があったら行かせてもらうわ。』





それから、香織さんと別れた。