ドカッ!!



後ろの扉がいきなり開いた。



『ハァ・・ハァ・・・お前らいい加減にしろ!』それは、カツラをとっていた比呂の声だった。



『そうだぞ!ハァ・ハァ・・和来を離せ!!』雅紀もカツラが取れていた。



二人は、ボロボロだった。



倉庫の見張り番をしていた人たちが倒れていた。



『宏実さんに真咲さん??男なんですか!?くそ!やっちまえ!!』



比呂と雅紀は残りの人たちを倒した。



残るは、神野だけだった。



『あなたも分かったでしょ?刃向かうならもう少し強くならなきゃ♪♪』笑顔で話しかける絢。



絢だけは、カツラを被っていた。



《この人腹黒だ!》そう思う和来だった。



『はぃぃぃ。』神野は気絶した。



『ハァ・ハァ・・大丈夫か?』比呂が近寄ってきて縄を解いてくれた。



『怖かったよぉぉ』和来が泣いて比呂の腰に手を回した。比呂は、頭をなでてくれた。