俺たちの妹・2

「どうして……」

「どれだけ一緒に過ごしてると思ってるの?」

俺が笑って答えると

「みんな知ってる??」

申し訳なさそうに聞いてきた。


「俺と桜とかな兄とひな兄くらいだよ」

「…………そっか」

誰にもバレてないと思ってたんだろうな……


「…………そんなに分かりやすかった?」


「大丈夫だから。他の人は分からないから……」

「でもみんな……」

「長く一緒にいれば、お互いの癖とか分かるだろ?それと一緒」

「…………そうなんだ。楓くん。私は平気だから一緒に食べよ」

「みぃちゃんの人見知りの部類に含まれなくて良かった」

楓は気を使わせない様に、明るく言葉を放ってくれた。