「でも不整脈って心臓……」

「うん。そうだけど、今はまだ大丈夫。今までは見られなかった事だし、みぃが抱えてるストレスが原因かも知れないし」

「ストレス……」

「俺が大学を辞めるようにいつ言うのか不安なんじゃない?」

「っっっ!!!!」

司さんの言葉にみぃは驚いた顔をした。

「やっぱりそれが原因か……」

「ずっと怖かった。いつ言われるのかドキドキしてた」

「そうか……ごめんな。不安にさせるつもりは無かったんだよ。ただ、無茶なことをしないようにして欲しいと思って伝えたんだけど、みぃにとっては不安な気持ちにさせただけだったんだね」

「ううん。私が勝手に不安に思っただけだから」

「その不安のせいで、体調に変化が起きちゃったらダメだろう?」

「そうだけど……」

「それで、検診の度に不安に思わなくていいようにしようと思って」

「へ?」

「半年に一度、判断をすることにするよ」

「半年に一度……」

みぃは司さんの言葉を繰り返した。

「そう。半年に一度、大学をどうするか考える事にする。だから、その時までは安心していいよ」

「ほんと?」

「あぁ」

みぃはぱぁっと笑顔になった。

やっぱりみぃの中で不安に思う事だったんだろう……


「区切りがいい様に3月と9月の最初の検診の時にしようかな」

「分かった」

「だから、9月までは普通に通っていいからね」

「うん!!つーくん、ありがとう」

みぃの笑顔が見れてよかった