俺たちの妹・2

みぃの病室へ向かうと、点滴に繋がれたみぃが眠っていた。

「新と一緒の生活、無理してたのかな……」

思わず溢れた言葉……

俺は、湊が仕事を持ってくるまでの間、みぃの傍を離れられず、脈を計ったり、汗を拭いたり、点滴の速さを確認したりしていた。






コンコンコン

暫くすると響いたノック。

「はいどうぞ」

ガラッ

ドアの向こうには荷物を抱えた湊がいた。

「今日の分持ってきました」

「ありがとな」

「いえ……みぃ、大丈夫ですか?」

「う〜ん……なかなか熱が下がらないな」

「…………葵も心配するだろな」

「あ、そういえば葵に言ってない」

「俺から伝えておきます」

「頼むな」

「はい。それと、今日の仕事ですが……………………」

湊の説明を聞きつつ、みぃに視線を向ける。



早く良くなるんだよ……