俺たちの妹・2

また少しの息苦しさで目が覚めた……

「ケホッ……」

また発作になるのかな……

ふと周りを見ると、ひな兄が側に居てくれた。

同じ空間に誰かがいるだけで安心出来る。


「美晴?」

「ケホッ………ひな、兄……」

「ちょっと聴診するね」

ひな兄はそう言って、服を少しだけ捲ると聴診器を滑り込ませた。

静かな時間が流れる……

「………喘鳴が聞こえるから、念のため吸入しておこうか……」

「……うん」

発作が起きるとなかなか吸えないもんね……

これでどうか治りますように……



「美晴?まだ熱が下がってないから、今日も安静にね」

「……はぁい。ひな兄はお仕事だよね?」

1人は心細いな……

「俺は仕事だけど、彩さんが居てくれるから安心して?」

「……彩さん?」

「昨日から兄貴とここに泊まってるんだよ」

嘘……


「そんなの迷惑じゃんっっ‼︎‼︎ 帰ってもらわないと……」

そう言って、起き上がろうとしたら


「美晴っっ‼︎ 誰も迷惑なんて思ってないからっっ‼︎ 彩さんが自分から言ってくれたんだよ。俺や兄貴がお願いした訳じゃない」

私の両肩に手をあてて、ひな兄に止められた。