俺たちの妹・2

その後の講義もなんとか切り抜け、深山さんの行動に注意を配っていた。

すると、4限目の途中で授業をこっそり抜け出した彼女。

俺はすぐさま悠斗にメールした。


『授業抜け出した。尾行よろしく』

『了解』



いつも抜け出してたのかな……

全く気に止めてなかったから、彼女の行動にビックリだ。

『カフェ付近でキョロキョロしてる。
みぃちゃん探してるのかな……』

『あ、いないって分かったみたいで、1人でコーヒー飲んでるよ』


彼女が1人で行動出来る事に驚いたけど、意外と1人でいる事に慣れているのかもしれない。

「なぁ。これじゃぁ、埒があかないだろうから、1度みぃちゃんに来てもらった方が早く解決するんじゃないかな?
現場を押さえられるっていうか……」

楓が、俺と悠斗のやり取りを見て言った。

確かに、現場を押さえた訳じゃないから、止めてくれとは言えない状況だ。

1人でコーヒーを飲みたかったからと言われればそれでお終い……


「でも、今のみぃじゃ体力持たないと思う……」

「うん、それは俺も分かってる。
誰かをみぃちゃんに変装させるんだよ」

「え?」

「しーっ‼︎ 声が大きいよ葵っ‼︎」

驚きすぎて、思わず大きな声が出てしまった。


「ごめんごめん。あまりにも突拍子もないことだったからつい……」