そんな事を思いながら教室へ向かった。
教室へはいると
「葵、おはよ」
「おはよ、楓」
楓が声をかけてきた。
「朝からみぃちゃんに会ってきたの?」
「今日はまだだよ」
「そっか。早く退院出来るといいな」
「まずはストレスの原因、取り除いてあげないといけないかな……」
「そうだな。今回はストレスが原因みたいだしね。あ……来たよ。
みぃちゃんのストレスの原因……」
そう言った楓の視線の先には深山さんがいた。
俺は彼女の視界に入らない様に楓の後ろに隠れた。
楓も彼女に見つからない様に体を縮こめる。
その時、
「麗奈おはよ」
坂本くんが深山さんに声をかけた。
「……おはよ」
「俺、こっちに座ってるから一緒に座ろうぜ」
俺達と離れた席へ連れて行ってくれた。
坂本くん、ナイスプレーだ。
講義中、落ち着きがなくキョロキョロとする深山さん。
坂本くんが話しかけると止まるけど…
きっと俺を探してる。
でも見つかる訳にはいかない。
もう関わりたくない存在だし。

