俺たちの妹・2


そんな事を思いながら教室へ向かった。

教室へはいると

「葵、おはよ」

「おはよ、楓」

楓が声をかけてきた。

「朝からみぃちゃんに会ってきたの?」

「今日はまだだよ」

「そっか。早く退院出来るといいな」

「まずはストレスの原因、取り除いてあげないといけないかな……」

「そうだな。今回はストレスが原因みたいだしね。あ……来たよ。
みぃちゃんのストレスの原因……」

そう言った楓の視線の先には深山さんがいた。


俺は彼女の視界に入らない様に楓の後ろに隠れた。


楓も彼女に見つからない様に体を縮こめる。


その時、

「麗奈おはよ」

坂本くんが深山さんに声をかけた。

「……おはよ」

「俺、こっちに座ってるから一緒に座ろうぜ」

俺達と離れた席へ連れて行ってくれた。

坂本くん、ナイスプレーだ。

講義中、落ち着きがなくキョロキョロとする深山さん。

坂本くんが話しかけると止まるけど…

きっと俺を探してる。

でも見つかる訳にはいかない。

もう関わりたくない存在だし。