「好き」のスイッチを切りたい。

中学の時の結城と、今の美穂が重なった。
 どうして笑っていられるのだろうか。結城は知りたかった。
 結城は休み時間を狙って、トイレへ向かう美穂の後を付けた。美穂がトイレから出てくるのをトイレの前で待っていた。
ドアの開く音が聞こえた結城の目はドアに向く。驚いた。出てきた美穂の顔は真っ赤で、目に涙をためている。一目見ただけで『泣いていた。』というのがわかるほど。