体育の時間でも出たことがないタイムをきっただろう。
本気の本気で走り抜いて
肩で息をしながら学校に戻った頃はもう、歩けないくらいに2人共、くたくたになって
校門の前でぐったり座り込んだ。
「なあ…
本当に呪われたらどうしよう?」
栄が声を震わせながら聞いた。
「そんなの…あるわけないだろ。」
清人も本当は恐かった。
けれど、もしもの話しを口にだしてしまったら、余計に恐くなりそうで言わなかった。
その後は、2人の間に会話もなく
栄の家の前で別れたあとは、一人、足早に家路を歩いた。
この時、初めて清人の心に後悔という苦い思いが生まれた。


