きっと君を探すから〜kiyoto〜


「知らないなら教えてやるよ」

栄が、わざと清人を怖がらせるために低い声で言った。

「昨日のニュースでやってたんだよ…

しばらく使われていなかったあの井戸から…


髪の長い

女性の遺体が見つかったって…」


「い、遺体が…?」

「そう。

それも…その女性は頭を強い鈍器のような物で殴られたうえにあの井戸に放り込まれたみたいなんだ…」


「そ、そんな所で肝試しなんかするのかよ…?」

殺害された遺体と聞いた清人は、背筋に寒気を感じながら、思わず聞いていた。


「まさか、清人恐いんじゃないよな…?」

栄のからかうような言葉に、本当は恐かったけれど、恐いなんて恥ずかしくて言えなかった清人は「恐くなんかねーよ!」と、強気に言った。