きっと君を探すから〜kiyoto〜






そんな頃

同じクラスで清人と特別、仲の良い栄が声をかけてきた。



「清人、今度の休みに2人で肝試しをしに行かないか?」


「…肝試し?」


「ああ、工場の近くにある井戸だよ」

「井戸?」

「お前、昨日のニュース知らないの?」

「さあ、知らないな。」



栄の家はこの時代にはまだ所有している家庭が少ない、テレビを持っている金持ちの家だ。


この頃の清人達は、商店街の電気屋に行かない限りはテレビ番組を見ることができないし


頭の悪い清人は新聞が嫌いで

新聞に目を通すこともしない。


活字とは無縁の男なんだ。